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いぬかわり(第7話)

2009年11月26日
「くあんっ、くぅあんっ♪くぅ~~~あんっ♪」

亜季菜(アルナ)は初めて人間の女の子の身体で外に出て気分が舞い上がっていた・・・・・。

「ははは、そんなに喜んでもらえてうれしいよ、アルナ。今日はアルナのために何処へ
でも連れて行ってあげるね。」

「くぁんっ♪」

彼はメイド服を着た犬耳の生えた亜季菜(アルナ)を鎖で引き連れて外に出て街中を
歩いた。

だが、道を歩いている途中・・・・。

「ぐぅー、わぁんっ、わぁんっ!!」

チャックの二倍ほどのサイズの体格の良い凶暴な雄犬が亜季菜(アルナ)に吼えた。

「くあんっ~、くぅあんっ!!」

亜季菜(アルナ)は怖くなり、怯えながら彼の背中に隠れた。

「おい、おまえ、よくもウチの娘(アルナ)を苛めたな。二度と私たちに牙を向けないよ
うにお前に罰をやるっ!!」

彼は目の前にいる犬に向かって念じた。

すると・・・。

犬は体格が変化し、毛が所々抜け落ちて痩せこけてしまった。

「きゃんっ、きゃんっ!!」

吼える声も弱々しく身体が震えており、先ほどとは違って威勢が全く感じられない。

「コラッ!!」

「きゃんっ~~~!!」

犬は彼の罵声に驚き逃げていった。

「さぁ、アルナ。もう怖くないよ。」

「くぅ~んっ、くんっ、くあ~~んっ♪」

亜季菜(アルナ)は嬉しそうに彼の頬を舌で舐めまわした。

「おいおい、そんなに舐めるなよ、アルナ。擽ったいだろ。ははは。」

彼はその後も犬耳メイドの格好をした亜季菜(アルナ)を鎖で引き連れて商店街に入った。
周囲の人間の目には中年男性が少女に変な格好をさせて一緒に歩いているため、注目を
浴びていた。

「くぅあんっ、くぅ~~あんっ♪」

亜季菜(アルナ)はペットショップの前で立ち止まった。
店の前にはガラス張りで犬の写真があるパッケージの袋があった。

その中にはドッグフードが入っていた。

「くあんっ、くぁんっ!!」

亜季菜(アルナ)はそれがほしいらしく元気な声で吼えた。

「アルナ、これがほしいのか?」

「くぅわあ~~んっ♪」

亜季菜(アルナ)は笑顔で頷いた。

「よし、買ってあげよう!少しココで待っててくれよ。」

「くぅわあ~~んっ♪」

そういうと彼は店の中に入りドッグフードを買った。

「さぁ、アルナ、お食べ。」

ガリッ、ガリッ、ガリッ~~!!!

亜季菜(アルナ)は袋の中に顔を突っ込み食べた。

「くわぁんっ♪」

「はははっ、アルナ、人間の身体になったんだから、ちゃんと手で食べるんだぞ!!」

「くあんっ、くわぁんっ♪」

彼がそういうと亜季菜(アルナ)は袋の中に手を突っ込み口に近づけドッグフードを食
べた。

「はははは。アルナは良い子だな。・・・私もなんだか小腹が好いてきたなぁ。そうだ、
アルナ、ドッグフードを私に食べさせてくれないかい?」

「くわぁんっ、くあんっ!!」

すると・・・。

亜季菜(アルナ)は彼の口元に近づきキスを交わした。そしてお互いの舌を絡め合わせて
ドッグフードが彼の口の中に移動させた。

ガリッ、ガリッ!!

「むぐっ!はぁ~、アルナ、とっても美味しいよぉ。まったくといっていいほど美味だよ
。今度は私が美味しいモノを食べさせてあげるからね。とっても素晴らしい『ホットド
ッグ』をごちそうするよっ。」

「くあんっ、くわぁんっ♪」

そういうと彼は亜季菜(アルナ)を引き連れて近くにあるラブホテルに入ろうとした。

だが、そのとき・・・・。

「亜・・・亜季菜っ!!」

背後から声が聞こえた・・・。


(第8話へつづく)


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